クールな役の裏にある、少年の素顔。『曇天に笑う』古川雄輝インタビュー (3/4ページ)
絆の理由はサウナとUNOと、過酷な撮影
――共演シーンが多かった犲のメンバーとは、かなり仲がよかったとか。
犲はみんな仲がよかったです。大東(駿介)さんがいちばん年上なので、兄貴みたいな感じで僕たちを引っ張ってくれていました。「UNOやろうよ」って待ち時間に遊んだり、みんなで銭湯に行ってサウナに入ったり。犲のメンバーではないですけど、(桐山)漣さんとも共演以来ずっと仲よくしていて、年末年始も一緒に飲んでました。
――でも、桐山さんとはクライマックスシーンくらいしか共演シーンがないですよね?
そうなんです。セリフのやりとりも一切ないんですよ。にもかかわらず「仲よくなっちゃったね」ってお互い話していて。漣さんは(犲の)敵なのによく僕たちと一緒に行動してましたね。
――桐山さんにご取材したときもそんな話題が出て、サウナでUNOをしていたと聞きました(笑)。
もうおかしくなってたんです、感覚が。UNOがやりたすぎて、みんなでドンキへ買いに行きました。そしたら「ヤバい! プラスチックの、水の中でできるUNOがある!」って盛り上がって。で、そのまま銭湯に行って、サウナでUNOをやってました。(ゲームで)上がらないとサウナから出られないので、あれは過酷でしたね(笑)。
――本当に仲がよかったんですね。
同世代の男が集まるときって、ライバル心みたいなものが芽生えて、バチバチしちゃうパターンが多いんですよ。でも、この作品の現場はそんな空気にならなかった。たぶん現場が過酷すぎて、みんな仲よくなったんじゃないかな。「みんなでがんばろう!」って。夏なのに撮影場所が10度くらいの気温で、ベンチコートを着ないとキツイくらい寒かった……。サウナでやるUNOもそうだけど、撮影だってかなり過酷でした。
――最後に、映画の見どころをお願いします。
カッコいい人たちが「強くカッコよく」をテーマに演じているので、観たらスカッとする映画だと思います。監督が言っていた「『萌え』をテーマに」という部分でいうと、主人公の天火と蒼世の仲が悪そうで、でも最後はちょっと仲が深まっていくのが見どころ。