人とのご縁が大切。フードコーディネーターのロンシャンのバッグ #私たちのしごとバッグ (3/4ページ)
見返しやすいし、考えもまとまるし。手帳には、新しいレシピや食べ歩きのお店の感想、打ち合わせのメモなど何でも書いています」
線のない、真っ白なタイプに自由に書き込むのが音仲流。絵もまじえてあって、とにかく細かい。手を動かすことで、記憶にも残りやすくなる。
「手紙やカードは、請求書の送付状代わりや、ちょっとした気持ちを伝えるときに使っています。“人とのご縁”って大事だなって思うから、感謝の気持ちはデジタルじゃなく、手書きで伝える」
伝えたい思いがあるから、感謝の気持ちをキュートなカードに託す。たとえ忙しくても、時間を作って手書きにするのが鉄則。“人とのご縁”を大切にする彼女の決意の表れでもあるのだろう。
「ひとりでやれることって限られているじゃないですか。いろんな人を巻き込むことで化学反応が起きて、新たな何かが生まれる。そこがおもしろい。人との出会いで仕事が広がっているし、ご縁に生かされているなと思うんです」
伊勢丹新宿店に期間限定で出店した、「ナッツトーキョー」のPOP-UPストア 引用:https://www.instagram.com/nutstokyo/
昨年夏にはマルコメとのタイアップで米麹甘酒を使ったアイスを出したり、今年は伊勢丹新宿店の催事に出店したのも、人とのご縁でつながった仕事。でも、ご縁だけじゃ、仕事は生まれないはず。彼女には、ご縁をつなげて形にする並はずれた行動力があるにちがいない。
「最近になって気づいたのですが、自分の強みは、自分に自信がないことだなって。コンプレックスが強いから、それを埋めるためにどうしたらいいかを常に考えているんです。『ナッツトーキョー』をはじめたときも、自分には拡散力が足りないし、食を仕事にしておきながら行ったことのないお店ばかり。“ホンモノ”を知りもしないでよいものは作れないと感じたので、毎日身の丈以上の有名店で外食して、いろんな人に会いに行って、貯金を崩して脂肪を蓄えていました(笑)」
このフットワークの軽さよ。冗談まじりにさらっと言うけど、ご縁をつなげるための努力を、彼女は確かにしている。実績の積み重ねこそが、自信になるんだ。