テレ東レギュラー決定で見えてきた池上彰の金にも勝る義理人情

週刊実話

 ジャーナリストの池上彰(63)が、4月からレギュラー番組に復帰する。テレビ番外地と言われるテレビ東京で、新たに冠番組『池上彰の現代史を歩く』を日曜日のゴールデン帯にスタートさせるのだ。ちなみに、この時間帯は常時、視聴率20%超えを達成する『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の独壇場なら、NHKの大河ドラマもある。なぜ、あえて激戦区に池上が突入するのか?
 「NHK大河ドラマと『イッテQ!』に飽きた視聴者を囲い込もうとしているようです。なんでも小学&中学受験生と、その母親をターゲットにしているようです。ただ、狙うのはあくまでも3位。事実、テレ東はNHK大河ドラマの視聴率を上回ったばかりか、テレ朝、フジ、TBSに数字で圧勝した『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く』の制作実績がある。このゲリラ路線で勝負すれば、必ず高成績が残せるという考えがあるそうです」(制作関係者)

 気になる池上の出演料だが、そもそも4月期を巡って、池上の元にはフジやテレ朝から多数の出演オファーが殺到していたため、テレ東は、開局以来の高額出演料を提示していたかと思いきや…。
 「80万円〜だそうです。まあ、それでもテレ東にしたら高い方ですよ」(テレビ関係者)

 ところが、昨年7月から池上にオファーを出していたフジやテレ朝は、テレ東の約10倍の出演料を提示していたという。
 「テレ東と比較したら、それこそ子供と大人ほどの開きがある。ズバリ、フジは1000万円〜を提示したと言われ、テレ朝は800万円からだというんです。赤字になってでも、視聴率の取れる池上を起用したかったんでしょう」(同)

 この池上の選択に、多くのテレビマンが首を傾げている。なぜテレ東に、そこまで固執するのか?
 「池上が信頼するプロデューサーがテレ東にいるからです。NHKからの独立時にも相談に乗ってくれたり、独立直後に出版社を紹介して助けてくれた。その恩を忘れていないんです」(制作会社幹部)

 目の前の金より、恩義を選択した池上。テレビ界の評判はうなぎ上りだ。

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