ワタミ創業者に「仕事は生きがい」と発言させた自民党 (2/2ページ)
過労死のない社会を何としても実現したいと、そのようにわたしも考えております」と発言をしたあと、「実は、国会の議論を聞いておりますと、何か働くことが悪いことであるような、そんな議論に聞こえてきます。お話を聞いていますと、できれば週休7日が人間にとって幸せなのかと、そのように聞こえてきます。わたしはもちろん過労死は絶対にいけませんが、働くということは決して悪いことではなく、それぞれについて生きがいであり、自己実現であり、人は働くことでたくさんの『ありがとう』を集め、そして成長していく。そんな大事なものだと思っております。ましてや人しか資源のないこの国であります。それが国を挙げて働くな、働くなということでは、これからますます増える高齢者の方々も守ることができないと、そのようにも感じております。公述人おふたりの働くということについてのお考えをお聞かせ願いたいと思います」と述べた。
この公聴会には公述人として過労死防止を訴えた過労死遺族がいたのだが、遺族は怒りを露わにして渡邉議員に発言の撤回を求めた。
渡邉議員は謝罪をして発言を撤回。そして質問の経緯をフェイスブックに投稿し、《これからもより一層過労死のない社会の実現を目指し、議員活動を続けていく覚悟をした次第です。》という文面で締めた。
自民党にも非難殺到
だが、渡邉議員の発言を耳にした人からは、インターネット上に批判が殺到している。
《さすがブラック企業の化身。言うことが一味ちゃうで!》
《東京過労死を考える家族の会代表 中原のり子さんを前にして、「国会の議論を聞いていると働くのはいけない事、週休7日がよいと言っているように聞こえてしまう」とか言ってるのよ…どういう聞き方したらそう聞こえるんだ?》
《つか渡邉美樹って「過労死」を「名誉の戦死」みたいに思ってる所無いか?そんな時代錯誤と甚だしい人政治の世界に組み込んじゃダメだよ。国民みんな死ぬよ、いやマジで。》
そして、渡邉議員のみならず、自民党への批判の意見も多い。
《過労死してしまった人の遺族に、過労死を出した企業の創業者を質問者としてぶつける感性がそもそもあり得ない。自民党のその感覚が信じ難い。》
《よりにもよってワタミを質問者に出してくるところが、終わってるよね自民党。》
働き方改革は、安倍晋三首相と加藤勝信厚生労働相の裁量労働制に関する答弁のデータが間違いだったということで、法案提出が遅れている。だが、この認識では提出されても安倍首相が言うような「やりがいを持って働くことができる」ような法案になるのか、不安しかない。