企業にとってSNSは無視できない時代に 頭を悩ますSNSアカウント運用のイロハを専門家に聞いた (1/4ページ)

新刊JP

株式会社コムニコの代表取締役社長・林雅之氏
株式会社コムニコの代表取締役社長・林雅之氏

マーケティングが成功のカギを握る現代のビジネスにおいて、「SNS」の存在は無視できないものになっている。

SNS上で情報発信してユーザーと上手にコニュニケーションを取っている企業が出てきている昨今、今後さらにSNSの重要性が増すことは容易に想像できるだろう。

そこで今回は、累計400以上のブランド・企業のSNSアカウントの運用実績のある株式会社コムニコの代表取締役社長で、SNSマーケティング初心者に向けたガイドブック『デジタル時代の基礎知識『SNSマーケティング』 「つながり」と「共感」で利益を生み出す新しいルール(MarkeZine BOOKS)』(翔泳社刊)の著者である林雅之氏にインタビューを敢行。「これからSNSマーケティングを本格的に始めようとしている企業」に向けてのアドバイスを聞いた。

後編ではSNSマーケティングで成果を残すためのイロハや、目標設定の仕方についてお話いただいた。
多くのSNSアカウントの担当者は「バズを生み出すことがゴール」と考えているだろう。しかし、林氏は「バズを生み出すことは重要な要素ではない」と語る。では、SNSアカウントの運用で大切なこととは一体なんだろうか?

(新刊JP編集部)

■SNSで「バズ」って本当に必要? 目標設定の仕方は? ――前半で林さんは「誰もが情報発信をする時代になった」と指摘されていますが、少し前ならば、社員に対して本名でSNSを使わないように促す企業も珍しくありませんでした。そういった、企業が持つ、SNSでの情報発信に対するある種のアレルギーみたいなものは以前に比べて薄くなりつつあるのでしょうか?

林:今でもそういう企業はあります。ただ、結論からいえば、個人が当然のように情報発信できる世の中になりつつある中で、完璧にコントロールできるという考えは、手放した方がいいのかもしれません。

世に出ていない新製品の写真をSNSにアップしたり、機密情報が漏れてしまったりというリスクはありますが、これは個人のリテラシーの問題です。

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