プリオン病は脳に30年間潜伏し、時が来たら素早く襲撃をしかける(米研究) (2/3ページ)

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特に「ライオデュラ」という移植用硬膜は、プリオンタンパク質の感染禍を広めた汚染源として悪名が高い。

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プリオンに感染した組織 image credit:wikimedia

 こうした移植用硬膜が使用された時期は分かっているため、潜伏期間を推測することができる。研究では、2008年以降に日本で特定された硬膜に起因するヤコブ病22件ならびに1975年以降に特定された132件が調査された。

 1983年から1987年にかけて、日本では毎年およそ2万人がライオデュラを移植された。また同時期、米国での件数はその5倍に上る。

 1987年には汚染を防ぐためライオデュラの洗浄が行われたが、日本では1997年になるまで使用自体は禁止されなかった。したがって、今後も新たなヤコブ病の事例が判明する可能性はある。

 厳格なドナースクリーニング、包括的な記録の保管、二次汚染の防止、有効であることが証明された滅菌法の適用などで問題に対応するには、さらに調査を進めてプリオン病の潜在的な数を特定する必要がある。

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