プリオン病は脳に30年間潜伏し、時が来たら素早く襲撃をしかける(米研究) (3/3ページ)

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大腸菌(E. coli)細菌で培養されたプリオンタンパク質繊維 image credit: National Institutes of Health



・食人族のクールー病は潜伏期間が60年もあるケースが

 プリオンが異常な折り畳み状態となると、正常なたんぱく質をプリオンそのものと同じ構造に変換しながら、少しずつ脳を蝕む。

 これまで研究から明らかになった知見に基づき、研究者はアルツハイマー病やパーキンソン病のような病気にも汚染性のタンパク質が関与している可能性があると考えている。

 パプアニューギニアで実施された食人族の研究によれば、やはりプリオンに起因するクールー病と呼ばれるヤコブ病に似た非常に珍しい病気は、潜伏期間が5、60年あった可能性もある。

 しかし、この病気の場合、異常なプリオンの感染は移植用硬膜ではなく、死者の脳を食うという部族の習慣によるものだった。

 ほとんどの人は食人など行わないだろうが、部族で確認されたクールー病の長期的な潜伏期間は、ヤコブ病などのプリオン病についても油断ならぬことを示唆している。こうした研究が進めば、治療を必要とする人がさらに発見されるかもしれない。

References:cdc / sciencealert/ written by hiroching / edited by parumo
追記(2018/3/22): 本文の一部を修正して再送します
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