スタッフ不足で「池の水ぜんぶ抜く」大問題に発展 (1/2ページ)

まいじつ

picnicpark / PIXTA(ピクスタ)
picnicpark / PIXTA(ピクスタ)

テレビ東京系で放送されている『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦7 ~巨大怪物も絶滅危惧種も出た!出た!~』が撮影された岐阜県羽島郡笠松町の木曽川河畔の『トンボ池』で、目的である外来魚だけでなく在来魚までもが大量死していたことが分かり、問題になっている。

2017年4月から始まったこの番組は、池の底を天日干しする“かいぼり”をエンターテインメント化し、さらには日本各地で問題になっている外来種駆除と環境保護に寄与するとして、毎回放送されるたびに高視聴率を記録していた。しかし、ここに来てさまざまな問題が浮き彫りになってきている。

「この番組の面白さは、普段目にすることのない池のなかに“一体何がいるのか”という視聴者の好奇心を、分かりやすく視覚化したことにあります。併せて、池に生息する外来種の駆除や水質改善の処置ができるため、日本全国の自治体から番組宛てに問い合わせや申し込みが殺到していました。しかし、最近では番組ロケに溢れんばかりの参加希望者が押し寄せ、きちんとした処置ができなくなり、本来の外来種駆除だけでなく、在来種まで死なせてしまう事態になっていたのです」(テレビ雑誌編集者)

参加人数1000人以上を把握し切れていなかった

問題になっているトンボ池の場合は、一般参加者がなんと1000人以上も集まり、大勢で現場を踏み荒らしたことにより、池の中が酸欠状態になったという。

「トンボ池のケースではその様子がツイッターに投稿され、一気に世間に知れ渡ってしまいました。テレビ東京の広報部は『今後の番組制作に生かしたい』とコメントを出しましたが、4月からのレギュラー化を前に外部有識者からは、きちんと現場を掌握できていないことへの甘さが指摘されています」(テレビ雑誌編集者)

現場で番組に参加していたという地元のAさんは「あの人数をきちんと管理するにはあまりにもスタッフの数が少ないと思いました。

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