私たちはこうして末期ガンから生還した!(3)生きがいで免疫力は高まる (1/2ページ)

アサ芸プラス

私たちはこうして末期ガンから生還した!(3)生きがいで免疫力は高まる

 ガンと対峙した際、大きな問題は「死への恐怖」だ。わが国の医学界はこれまでガンを隠す(告知しない)ことで対応してきた。

 この問題に取り組んできた岡山県倉敷市の「すばるクリニック」伊丹仁朗院長は、「死の恐怖はそのままにして、今日1日をどう生きるかという行動に取り組むことが大事である」と唱えた慈恵医大の故・森田正馬教授の療法をベースに「生きがい療法」を考案した。ガンや死の恐怖に対して上手に対処する5つのヒントを与え、その考え方を実践する学習法を指導している。

「生きがいを持つことで免疫力は高まり、NK細胞(ガンやウイルスを攻撃する細胞)が強くなるんです」(伊丹氏)

 この生きがい療法の一環として30年前に行われたのが、ガン患者7人を連れてのフランス、モンブラン登山(4810メートル)だった。提唱した伊丹氏が当時を振り返る。

「登頂直前、夜明けとともに悪天候と化し、やがて猛吹雪になりました。私と7人の患者は、なんとか頂上直下の避難小屋に到着し、ここから3名の闘病者が猛吹雪の頂上に立った。下山に移った時には、稲光、落雪に襲われて死も覚悟しましたが、全員転げながらも下山に成功。奇跡的に避難小屋に生還できたんです」

 男性4人。女性3人のメンバーは口々に避難小屋でこう語った。

「ガンで死ぬ前に、生きがい療法に取り組んでいる最中。ここで死んでも本望だ」

 87年のこの快挙は世界中で話題になった。全員が登山の素人で、たった1年間の準備・訓練での快挙だったのだ。昨年その30周年集会に登山者4人が参加した。メンバー最高齢の高安正明さんは90歳を超えていた。胃ガンもモンブランの吹雪も乗り越えた彼は今、妻と自宅で悠々自適に暮らしているという。平均寿命などとうに越している。

 愛知県岡崎市に住むシンガーソングランナーの杉浦貴之さん(46)は99年10月1日、28歳の時に進行の早い腎臓ガンが見つかる。医者は「余命は早くて半年。2年後の生存の可能性は0%」と宣告した。

 手術、抗ガン剤の治療を受けるが、副作用がひどい。その中で彼は、「生きているだけですばらしい」と実感する。

「このままでは終われない。自分で作った病気は自分で治せる。絶対にこの病気を治してやる。

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