京都独特の食がここにあり! お好み焼きやたこ焼きなどの粉物文化を知ろう☆

出典:食べログ
おはようからおやすみまで、ひたすらグルメを追求し続ける「さすらいの旅人」氏が、前回に続き京都にスポットをあててご紹介!
「鯖寿司」「ラーメン」に続く第3弾は、お好み焼きやたこ焼きに代表される「粉物」の情報を一挙4店舗公開します。
京都ならではの斬新な粉物文化は、見ているだけでお腹が空くこと請け合いですよ☆
①壹銭洋食

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京阪本線・祇園四条駅の7番出口を出て、八坂神社方面へ向かうとすぐにある「壹銭洋食」(いっせんようしょく)は、お好み焼きのルーツと呼ばれている老舗店。
大正時代は駄菓子屋で、水で溶いた小麦粉にネギとわずかな肉片などを乗せて焼き、ウスターソースを塗ったものが「洋食」として、1枚1銭で売られていました。
それがお手軽で人気となり、具材が進化を遂げてお好み焼きへと成長したと言われています。
そんな歴史と功績のあるこちらのお店の看板メニュー「壹錢洋食」(680円)は、薄くてモチモチな生地が特徴的なお好み焼き。
こちらは、牛肉・九条ネギ・天かす・卵など、9種類の具材が入っており、それら具材のつなぎとして小麦粉を水で溶いたものをかけて、裏返してじっくり焼き上げます。

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再びひっくり返し、ピリ辛ソースを塗って半分に折りたたみ、その上から今度は甘口ソースを塗り、刻み海苔をトッピングしたら完成です☆
※お好みで外側のソースも辛口に変更可

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京都の上品さを感じなからも、中のピリ辛ソースのパンチ力が伝わってくる、至高の逸品を求めて、地元で働く舞妓・芸妓さんや芸能人も訪れます。
皆に愛される大正のファストフードを提供する「壹銭洋食」は、今も昔も変わらない味と人気を保ち続ける名店です♪

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◆壹銭洋食
・場所:京都府京都市東山区祇園四条通縄手上ル祇園町北側238
・電話番号:075-533-0001
・営業時間:月~土/11:00~27:00
日・祝/10:30~22:00
※定休日:無休
☆このお店のより詳しいレビューを見たい方はコチラから☆
「さすらいの旅人」氏がおすすめする京都・粉物特集☆
②山本まんぼ

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京都駅の烏丸中央口を出て、徒歩10分程度のところにある「山本まんぼ」は、広島風でも大阪風でもない、京都風のオリジナルのお好み焼きを提供する有名店。
魚のマンボウのように丸くボリュームがあった事と、あまりの旨さにお客さんが「うー」と唸ったことから、「うー、マンボ!」を連想して「まんぼ焼き」と命名された京都風のお好み焼き。
そんなユニークな由来を持つ、こちらの「まんぼ焼き 大」(680円)は、創業当初からある人気メニュー。
※「大」が普通のサイズ
「まんぼ焼き」の作り方は、小麦粉を水で溶いたものを、広島風よりやや厚めに伸ばし、その上に、ネギ・牛スジ・紅しょうが、そしてお好み焼きに普通は入れない刻んだ沢庵を乗せます!
そして、その横で別にキャベツ・そばを焼き、先ほどの生地の上に乗せ、さらにその上に京都では「ホソ」と呼ばれるホルモンを乗せ、つなぎをかけてひっくり返し、じっくり焼き上げます。

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焼き上がる頃、その横で卵を広げて、その上に本体をドッキングさせて、再びひっくり返してソースを塗り、ネギをトッピングすれば、まんぼ焼きの完成!
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麺がパリッとしていて、広島風ほどキャベツの存在感がなく、生地と麺の味がダイレクトに伝わってきます。
また、京都のドロっとしたピリ辛ソースも独特で、広島の甘いソースの仕上がりとは一線を画す美味しさ。
意外と知られていない、京都ならではの粉物文化を存分に味わいたいのなら、こちらのお店がおすすめですよ♪

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◆山本まんぼ
・場所:京都府京都市下京区高倉通塩小路下ル東側 市営住宅内
・電話番号:075-341-8050
・営業時間:10:00~22:00
※定休日:水曜
☆このお店のより詳しいレビューを見たい方はコチラから☆
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③お好み焼吉野

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京都駅から観光名所・三十三間堂へ向かって少々歩いていくと、予想だにしない路地裏にある「お好み焼吉野」は、食べログ内の京都カテゴリにてお好み焼きNo.1を獲得している超人気店。
※食べログの順位は2018年3月時点
前述したように路地裏にあるため、大和大路通の看板を目印にすれば、すんなり来訪できることでしょう。

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ちなみに、路地裏の立地では珍しく駐車場も完備されているので、お車でお越しの方でも安心☆
さて、こちらに着いたら注文したいおすすめメニューが、「ホソ玉」(950円)でしょう。
「さすらいの旅人」氏はお腹が空いていたため、これに「そば入」(150円)をトッピング。
鉄板の上に薄くクレープのように生地を広げ、キャベツと軽く炒めたホルモン、それにそばを乗せ、ひっくり返して蒸し焼きにしていきます。

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そして、最後に鉄板の上で生卵を広げ、その上から焼き上がったお好み焼きを乗せて、再びひっくり返したら、ホソ玉のそば入りが出来上がり!
こちらのお店では、ソース・青海苔・削り節を自分でトッピングするシステムなので、半分は甘口、もう半分はお店オリジナルである、味噌のようにトロみの強い辛いソースを塗り、削り節・青海苔をかければ最高の一品が完成します。
そばがパリッと仕上がっていて、キャベツの甘みも存分に感じられます♪
また新鮮なホソ(ホルモン)も甘みと旨みが十分で、生地・キャベツとの相性も抜群!
ホルモン入りのお好み焼きがこんなにも美味しいものか…と気付かされる、さすがは京都No.1の実力店ですね☆

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◆お好み焼吉野
・場所:京都府京都市東山区大和大路通り塩小路下ル上池田町546
・電話番号:075-551-2026
・営業時間:11:00~21:00
※定休日:月曜・火曜
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「さすらいの旅人」氏がおすすめする京都・粉物特集☆
④蛸安 岡崎本店

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最寄り駅は京阪鴨東線・神宮丸太町駅と京都地下鉄東西線・東山駅ですが、前者の方が神宮丸太町通の一本道沿いで、分かりやすいところにある「蛸安 岡崎本店」は、地元出身のお笑い芸人・チュートリアルの2人も愛する人気たこ焼き店。
テイクアウトする人も多いこちらの「たこ焼き8個」(600円)は、イートインでも楽しめるメニューです。
蛸安のたこ焼きは、大きく分けると2パターン存在し…
◎すぐ食べる用
たこ焼・たこ焼ポン酢・うめ・ねぎかけ・山かけ焼・聖子スペシャル
◎じっくり待つ用(待ち時間は15分程度)
ソフト焼・チーズ焼・もち焼・にんにく焼・かりかり焼・ねぎ焼

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という感じで、注文する種類とタイミングによっては、結構待つこともあるので注意が必要です。
大阪と京都のたこ焼きの1番の大きな違いは、京都のたこ焼きにはキャベツやネギが入っていて、大阪のたこ焼きにはキャベツが入っていない、ということ。
もちろん、蛸安のたこ焼きはキャベツが入っているクラシックなたこ焼きで、しかも鉄板の上で半球状になったたこ焼き同士をドッキングして作る…という、ちょっと珍しい製法になっています。
こちらのたこ焼きのタコは身も大きく、とろみがあるソースは、そんなに甘くなく相性も抜群。
辛口ソース・マヨネーズ・七味なども用意されているので、中盤から後半戦は、自分好みにカスタマイズして食べられるのも嬉しいですね♪

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外がカリカリ、中がトロトロという、たこ焼きの楽しさが詰まった京都ならではの一品をぜひお試しあれ!

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◆蛸安 岡崎本店
・場所:京都府京都市左京区岡崎入江町57-3
・電話番号:075-761-8515
・営業時間:17:00~26:00
※定休日:無休
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他の地域と比較しても、独特な魅力がある京都の粉物文化。
いわゆる定番の京料理がマンネリ化した時などは、ぜひこれら粉物を食してみては?
次回は、最終回を飾る京都特集でさらなるグルメをご紹介しますね☆
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