天才テリー伊藤対談「貴闘力忠茂」(3)相撲界をよくするアイデアはある (1/2ページ)

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天才テリー伊藤対談「貴闘力忠茂」(3)相撲界をよくするアイデアはある

テリー 今回、もう一つ気になったのは、相撲協会って元横綱、三役みたいな人たちしかトップになれない風潮になっていますよね。その辺りは、どうお考えですか?

貴闘力 やっぱり違和感はありますよね。それに関しては評議員や監察委員会も同じで、特に監察委員会なんて、実際のところ相撲協会の元親方衆が監察してもしかたないんですから。

テリー 立場的に考えればそうですよね。

貴闘力 本当にキチンと監察するなら、テリーさんとか、八百屋さん、銀座のクラブのバーテンダーみたいな普通の人をランダムに年間50人ぐらい任命しておいたほうがいいですよ。そうすれば「あの力士、昨日いかがわしい人と飲んでいたよ」なんて話も耳に入ってくるわけですよ。今の監察委員がチェックしているのは、あくまでも土俵の上だけの話。相撲を見るだけなら、そんなシステム必要ないでしょう。

テリー つまり、それも自分たちを守るための仕組みってことですよね。

貴闘力 だから監察委員も評議員も、本当に相撲を愛してくれて、厳しく見てくれる人にやってもらったほうがいい。名ばかりじゃなくて、しっかりとモノが言えるような人が、今はいなくなっちゃいましたからね。そういう部分も問題だと思いますけどね。

テリー 相撲協会の収入はほとんどがNHKの放送権料じゃないんですか?

貴闘力 俺らの時は、年間30億円ぐらいでしたね。

テリー もちろん他にも興行収入とか後援料とかもありますけど、NHKの放送権料がまるまる収益になっているってすごいですね。

貴闘力 まぁ、俺らが現役の時から相撲協会には内部留保が1000億円ぐらいありましたから。

テリー 公益法人で、そんなにお金を持っているところ、他にないでしょう。

「天才テリー伊藤対談「貴闘力忠茂」(3)相撲界をよくするアイデアはある」のページです。デイリーニュースオンラインは、貴闘力忠茂週刊アサヒ芸能 2018年 3/29号貴ノ岩テリー伊藤相撲スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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