自転車を盗んだ犯人に「意味深な伝言」を公開した結果! (2/3ページ)
この自転車は家にあったもので、もしかしたら、使ってもらえるかなと思って」
その申し出に驚いて、すごくうれしいけれど、その自転車に乗れるかどうかわからないから、と言って断ろうとした。もちろん、自転車が使えるかどうかなんて、問題じゃなかった。その心優しい二人の行動に感謝し、結局自転車を受け取った。
次の日、吹雪になったので、旦那はそのサインを外すように言ってきた。でも、私はそうしなかった。
なぜなら、自転車が盗まれたのは週末だったから、少なくとも次の週末まではサインを掲げておきたかったのだ。
土曜日の朝、二回目のドアがノックされた。
玄関先には小さな中年のヒスパニック系の女性がピンクのGAPのスウェットとレギンスを着て立っていた。彼女は近所に住んでいるわけではないが、このあたりに仕事で来ていて、車を運転している旦那に頼んで2回も往復して、このサインをきちんと読んだという。メッセージに「仕事に必要」と書いてあったのを見て、何かできないかと立ち寄ってくれたのだ。
「どんな自転車が必要なの?」と彼女は聞いた。
「あまり自転車に詳しくはないんだけれど、もし、見つけたら、もってきてあげるよ」
実は私はシェア自転車にすでに登録していた。彼女には14ドル99セント払って自転車を利用することができているから、今は大丈夫だと伝えた。でも、とにかく、彼女が立ち寄ってくれたことがすごく嬉しい、と感謝の気持ちを伝えた。
「サインにあったプジョーの自転車を調べたら、すごく高い自転車だったわ!」と彼女が言って、二人で笑い合い、彼女は私にハグしてくれた。なんだかとにかく、すごく元気が出た。
このサインが何かを変えてくれたような気がした。
そしてまたドアがノックされた。
今回は白髪混じり頭の白人だった。
「このサインは君の?」彼は聞いた。