意外な品目も…4月からの「ステルス値上げ」に注意

まいじつ

CORA / PIXTA(ピクスタ)
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新年度が始まる4月。この時期はさまざまな商品の値上げが予定されているが、特に嗜好品は家計への影響も決して小さくない。

日本たばこ産業(JT)は『エコー』、『わかば』、『ゴールデンバット』など、旧3級品6銘柄の価格を1箱40円値上げする。今回の値上げは、旧3級品にかかっていた特例税率が2019年4月1日までのあいだに段階的に引き上がるためだ。

「今年の10月には紙巻たばこの全銘柄、さらには加熱式たばこの増税も検討されています。『メビウス』、『セブンスター』などの主力の紙巻たばこは1箱あたり20円増税されるといわれています」(経済誌記者)

値上げされる酒類も

たばこよりも切実なのは酒類の値上げだ。アサヒビールはワインの一部商品を4月1日出荷分から平均5%程度値上げする。国産ワインは原材料価格の上昇、輸入ワインは蔵出し価格の上昇が原因という。同社のワイン値上げは15年以来約3年ぶりで、国産ワイン『サントネージュ リラ 赤』、輸入ワイン『サンタ・ヘレナ・アルパカ・カベルネ・メルロー』など、値上げ対象は15ブランド87品目に及ぶ。

「キリンビールは4月1日出荷分から、業務用のビール類(ビール、発泡酒、新ジャンル)とサワーの一部を値上げします。すでにアサヒビールが3月1日出荷分から、瓶ビールや飲食店用への樽詰めビールを値上げしています。引き上げは10年ぶりで、大瓶1本あたり10%程度。物流費が高騰するなか、昨年6月の改正酒税法で過度な安売りが規制されたことに対応した格好です」(同・記者)

缶ビールの価格は据え置かれるため、なかなか気付きにくいかもしれないが、居酒屋での1杯、2杯に響くのは間違いない。

ほかにも値上げされる商品はあるが、なかには価格をそのままに内容量を減らすという“ステルス値上げ”の商品も多数存在する。家に帰って中身を確認してみたら、実は以前よりも内容量が少なかったということもあるので、事前によく確認した方がいいだろう。

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