チャート上位を独占!米津玄師が“圧倒的に検索される”ワケ

アサジョ

チャート上位を独占!米津玄師が“圧倒的に検索される”ワケ

 海外のiTunes Storeでもリリースされ、香港と台湾でチャート1位を獲得、それに応える形でそれぞれの国でCDリリースされることも決定している米津玄師の「Lemon」。高視聴率を記録したドラマ「アンナチュラル」(TBS系)の主題歌としても、高い評価を受けている。

 不自然な死を扱う法医学者の物語であることから、ドラマプロデューサーから米津にオーダーされたテーマは「死」、そして「傷ついた人たちを優しく包み込むような曲」だったという。

 米津は、楽曲制作中に祖父が亡くなるという経験をしている。そこで、途中まで作り上げたものをすべてリセットして、改めてテーマを見据えて曲作りをしたが、時間がかかりすぎたうえに、結局「ただ悲しい」という内容のものになってしまったとラジオで告白している。しかし、ドラマでは効果的に使われており、多くの人の共感を得ることになったのだ。

 米津玄師は、動画共有サービス「ニコニコ動画」の「ハチ」として、広く知られていたが、2012年から本名で活動し始め、それと同時に自分と世間のズレを感じたという。それから、制作を誰かと一緒にやっていくことで「共通している部分」を意識するようになり、人に伝わる楽曲が作れるようになったという。

 実際、中田ヤスタカの楽曲に作詞とゲストボーカルで参加した「NANIMONO」は映画「何者」の主題歌となり、作詞・作曲・プロデュース・ボーカルで参加したDAOKOの3枚目のシングル「打上花火」もアニメ映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の主題歌となりヒットした。

 俳優・菅田将暉とコラボした楽曲「灰と青」に関しては、米津が「菅田将暉という…俳優でありながら、どっかで自分と共通するものがあるような気がして頭から離れない存在」「菅田君じゃないと絶対ダメ」として、口説き落としている。菅田は、そんな米津のことを「低温でクールなイメージだったが実際に会ってみると、もの凄く熱い人だった」と、ラジオの初対談で語った。

「Lemon」のMVは曲だけでなく独特の世界観を映像で表現し、配信後すぐに再生回数1000万を突破、10日で4000万再生を超え、歌詞検索サービス「歌ネット」では1位「Lemon」を筆頭に、ランキング上位を米津の楽曲が独占するという大ヒットとなっている。

 ドラマの効果で“お茶の間”にその存在感を浸透させた米津玄師。今後、ますます注目されることだろう。

(琴葉)

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