選抜で3度チームを日本一に導いた名将…箕島の尾藤公監督 (2/2ページ)

アサ芸プラス

2回戦から登場するとまず、下関商(山口)を10‐4で一蹴。準々決勝の倉吉北(鳥取)戦はヒットわずか5本ながらうち3本が長打。それに当時選抜史上最多となるチーム1試合10犠打を絡めて5‐1で勝ち、ベスト4進出。準決勝ではPL学園(大阪)に9回表まで1‐3とリードを許すも土壇場で追いつき、延長10回裏にサヨナラ暴投で4‐3と逆転勝ちを収めた。決勝戦では牛島和彦(元・中日など)-香川伸行(元・南海)の超高校級バッテリーを擁する浪商(現・大体大浪商=大阪)相手に壮絶な打撃戦を展開。4番・北野が選抜史上初で、現在でも唯一の記録となっているサイクルヒットを達成する活躍を見せ、8‐7で打ち勝ち、3度目の春制覇を達成した。

 この優勝で箕島の尾藤監督は春の選抜史上初の“3回優勝監督”に輝いたのである。

(高校野球評論家・上杉純也)=敬称略=

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