苦痛にあえぐ姿のままミイラに。古代エジプトの「叫ぶミイラ」の謎を解明か?(※ミイラ出演中) (2/4ページ)

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・叫ぶミイラの正体はラムセス三世の息子、ペンタウアー王子
その後の研究により、「叫ぶミイラ」の正体は第20王朝のラムセス三世の息子、ペンタウアー王子であることがわかったそうだ。
「正体不明の男E」のミイラとラムセス三世のミイラの骨からDNAを抽出したところ、父と息子の関係であることが確認できたという。
首のまわりについていた吊るした跡は、ペンタウアーが絞首刑になったことを記す後宮の陰謀に関するパピルス文書の説明と一致する。

苦痛に叫んでいる見える「正体不明の男E」こと、叫ぶミイラimage credit:Ministry of Antiquities
・ペンタウアー王子は暗殺に加担したため絞首刑に?
ミイラの辱しめられた状態や埋葬方法を考えると、ペンタウアー王子が父王ラムセス三世の暗殺に加担した陰謀者とみなされていた可能性はある。
ラムセス三世への反旗は、王の二番目の妃ティイと息子ペンタウアーが企てたという。加担した者の中には、軍の司令官、兵士、宮殿の召使、後宮の女たち、魔術師なども含まれていた。
パピルス文書によると、陰謀者たちは捕えられ、裁判の手続きがとられたが、そこにはラムセス三世が殺されたのかどうかは記されていない。