苦痛にあえぐ姿のままミイラに。古代エジプトの「叫ぶミイラ」の謎を解明か?(※ミイラ出演中) (3/4ページ)

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ただ、"王室の船が転覆した"と書いてあり、"偉大なる神"としての王についてふれているだけだ。


・ラムセス三世の死の謎

 数年前より、「エジプトミイラ・プロジェクト」を開始した著名なエジプト学者のザヒ・ハワスは、プロジェクトの一環としてラムセス三世のミイラが詳しく調査した。

 ハワスによると、ラムセス三世はアテローム性動脈硬化に苦しんでいて60歳くらいで亡くなったという。首の付近を詳細に調べると、王は先が鋭く尖ったダガーのような武器で首を後ろから刺されていることがわかった。

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 軟組織の傷の大きさは35ミリ、深さは第五推骨から第七推骨の下まで達していた。傷は食道、気管、血管まで首の構造全体を破壊していた。

 CTスキャンで、王のミイラには変わった護符がつけられていたことがわかった。首の傷縁にホルス神の目を表わすウェジャット・アイのお守りが挿入されていた。

 このお守は守護と癒しのシンボル。ホルスとセトの戦いで傷を負い、トト神によって奇跡的にしたホルスの目だ。

 遺体の処置をした者は、死後の世界で王の傷が治癒するよう、お守りを傷口に入れておいたのだろう。

 スキャンによって、ホルスの4人の息子を表わす4つの護符が、胸の包帯の中に入れられていたこともわかっている。ミイラを守ためだろう。

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