【TVでおなじみ山口敏太郎の“UMA”ファイル】南極観測船「宗谷」が遭遇したUMA・南極ゴジラ (1/2ページ)
北極・南極には何か怪物がいるのではないか。この都市伝説には現実に起こったある事件が影響している。
時代は昭和33年2月13日にさかのぼる。
越冬隊11人が乗った日本の南極観測船「宗谷丸」が米国のバートン・アイランド号に曳航されながら南極海を脱出し、外洋に向かっているときのことだった。
その時、「宗谷」のブリッジでは、松本船長、航海長、機関長、航海士、操舵員たちがくつろいでおり、和やかなムードにつつまれていた。
時間にして、ちょうど午後7時頃。宗谷丸とバートアイランド号の間の水面上に、何か黒い物体が浮かび上がったのだ。
その物体と宗谷丸の距離は約300メートル。どうも動物のようである。
アザラシか?だがすこし大きすぎる。
「あそこに、何かいるぞ〜」と、松本船長は興奮しながら、指さした。皆の視線がその物体に集中した。そのうち一人が冷めたように言った。
「あれは〜先行するバートン・アイランド号が捨てたドラム缶じゃないですか」
しかし、松本船長は冷静沈着であった。
「考えてみろ!この風速7、8メートルの中で、空の缶が海面でまっすぐ立つはずがないではないか。みんな、よく見るんだ!」
ところが次の瞬間、衝撃的なことが起こる。
奴が動いたのである。
(ぐるり)
その怪物がいきなり宗谷丸の方に顔を向けたのだ。
「それ見ろ、みんな!!あの巨大な顔や、大きな目玉が分からないのか!もの凄く大きい動物の顔じゃないか」
この瞬間、宗谷丸は大騒ぎとなった。全員で必死で怪物の動きを追った。当直航海士はすぐ手元の双眼鏡で、詳細に確認した。常にブリッジには双眼鏡が備えられているのだ。
一方、機関長は大急ぎで、自分の部屋へカメラを取りに行った。
だが、大急ぎで戻ったときは、もう、怪物は船の死角に入り、撮影できなかった。
怪物の特徴は、頭の長さが70〜80センチ。前から見ると牛のようにも見える。また頭の天頂部分が丸く、顔も見ようによっては猿のような感じもした。