20代で会社を辞めた理由。フリーアナウンサー田中みな実の挑戦 (3/3ページ)

マイナビウーマン

「徳光さんって、絶対に否定しないんですよ。誰かの意見を聞いたとき『なるほど、そうですよね』って受け止めるんです。私は一度ちがうと感じたらずっと気になってしまうタイプなんですが、それを『そっか、この人はこういう考えを持っているんだ』といったん自分の中に入れることが大事だと、徳光さんを見て学びました」

フリーになって冠番組を手にしても決して驕れることなく、学びの姿勢を崩さない。学生時代から決して変わらない、そのひたむきな内面こそが、彼女が才色兼備と呼ばれる所以なのかもしれない。

「テレビ局を退社したら、アナウンサーという肩書きはなくなるんですよ。だから“フリーアナウンサー”という職種は、本来は存在しないんです。それでもフリーアナウンサーと呼んでいただけることが本当にありがたいし、アナウンスの技術を学ばせてくれたTBSにも感謝の思いでいっぱいです。いつかこの仕事でTBSに恩返しができたらいいな」

今後のキャリアに悩みがちな20代後半。彼女が退社を踏みとどまっていたら、この現場で出会えたかどうかすらわからない。自信に満ちあふれて楽しそうな彼女を見ていると、少し勇気はいるけれど「会社を辞めてフリーランスになる選択肢もアリだなぁ」と思えてくる。

一歩踏み出すも、踏み出さないも自分次第。思いきって決断したその先の未来は、意外と明るいかもしれない。

(取材・文:高橋ちさと/マイナビウーマン編集部、撮影:前田立)

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