孤独死は高齢者だけでなく、単身世帯の中高年にも襲いかかる (2/2ページ)

心に残る家族葬


本来現役で仕事をしているはずの年代であるが、そんな中で、糖尿病などの病気による離職や休職、リストラをきっかけに、会社という社会からも離れることになるとどうなるか。
忙しい現役世代にとって、会社にいる時間は生活の大半をしめることだろう。それを突然失う。その強い喪失感にひとりで打ち勝つことは困難だ。うつ状態になるのも当然である。
また、退職後も<仕事=人生>だった男性は「のんびりしよう」と思っていたはずなのに、いざすることが無くなると、ぽかんと穴が開いたように感じるだろう。
この喪失感もまたうつ病の発症のきっかけとなる。
特に地位のあった人ほどプライドも高く、地域との関わりを持ちづらい。
これらの男性は孤独死へと向かう準備が整ったと言っても過言ではない。バリバリに働いていたサラリーマンの悲しい末路である。

「孤独死は高齢者だけでなく、単身世帯の中高年にも襲いかかる」のページです。デイリーニュースオンラインは、社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る