子どもに科学を伝えて94年。伝統と最先端が共存する雑誌『子供の科学』に迫る (3/4ページ)

新刊JP

そこで、私たちが橋渡しをして、分かりやすく、楽しく最先端の科学を研究者への取材を通してみんなに伝えるよ、というものです。

これがずっと継承されているのが、『子供の科学』の伝統ですね。

――94年も続いていると、親子で読んでいる人もいそうですね。

土舘:それどころか、おじいちゃんやおばあちゃん、さらにひいおじいちゃんも読者だったという子どもがいてもおかしくありません。大正13年の創刊ですから。実際、『子供の科学』で研究に目覚めて、教授や研究者になったという方も多いんです。

――先ほど幅広いテーマを特集されるとお話ししていましたが、創刊号から猿の写真だけが掲載されたページがあるなど、バラエティに富んでいますよね。

土舘:「お猿づくし」ですね。スタートから「なんでもあり」なんですよね。

――最新の動きとしては、4月に『子供の科学★ミライサイエンス』という単行本の新シリーズが創刊されました。テーマは「コンピューター」「プログラミング」「統計」「人工知能」を予定されていますが、創刊の経緯を教えて下さい。

土舘:『子供の科学』から生まれた単行本のシリーズは初めてではなく、「子供の科学★サイエンスブックス」というシリーズをずっと発行してきました。こちらはいわゆるビジュアル図鑑的な本で、どうしても自然科学のテーマに偏ったものになってしまうんですね。

ただ、最近は時代の要請なのかコンピューターやプログラミングなどのテクノロジー関連のテーマが非常に人気で、「子供の科学★サイエンスブックス」シリーズに収めるのが難しかったんです。そこで新しいパッケージのシリーズを立ち上げることになったというのが経緯です。

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