中国政府が労働者の脳から直接データを取り出す計画を推進中(中国) (3/4ページ)

・軍、病院、鉄道、航空機にも
研究チームは同デバイスが軍でも採用されていることを認めるが、詳細は明かさなかった。
病院でも採用されている。上海病院は復旦大学と連携して、患者の感情をモニターし、暴力的な事故を防止する技術の開発を進める。
ここではキャップに加えて、特殊なカメラで患者の表情や体温を計測することも試みている。またベッドに圧力センサーを仕込み、体の動きをモニターしたりもする。「これらの情報を統合すれば、患者の精神状態をずっと正確に把握できるようになる」とマ・ファジャン医師は説明する。
マ氏によると、患者には脳波が監視されることが事前に伝えられ、同意が得られない限りは、病院がそれを利用することはないという。
膨大な利用客がいる北京上海高速鉄道の運転手もデバイスを着用している。センサーは運転手の帽子のつばの部分に仕込まれており、疲労や集中力の低下といった各種の脳活動を90パーセントの精度で測定する。例えば、運転手が眠ったりすると、キャビン内で警報がなり、運転手の目を覚まさせる。

中国民航大学のジョン・シンウー教授によると、中国は世界で初めて脳監視デバイスをコックピットに導入するかもしれないという。
航空機事故の大半はヒューマンエラーに起因するものであるために、感情が乱れたパイロットに飛行機を操縦させては危険なフライトになってしまう。そこで脳波を監視して、パイロットがフライト可能な状態にあるのかどうかを判断するのである。