さよなら山口達也:ロマン優光連載108 (1/3ページ)

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さよなら山口達也:ロマン優光連載108

ロマン優光のさよなら、くまさん

連載第108回 さよなら山口達也

 山口達也氏の未成年に対する強制わいせつの一件が「TOKIOを襲った突然の危機をみんなで応援しよう」みたいな話になってしまっている人達をSNS上で見かけて、違和感におそわれている人もいるのではないかと思います。いや、他のメンバーのファンの立場からしてみれば、確かにそういう話かもしれないんですが、そこには被害者が存在しているわけで、そこがないがしろにされているようでモヤモヤする人もいると思うのですよ。
 他にも、色々な人が勝手な話をしています。有名アイドルオタクが、『Rの法則』はジャニーズと女性アイドルが繋がる場として機能している忌まわしい場だったが、それが山口くんの今回の件で明るみにでたので彼はヒーロー、みたいなことを堂々と訴えていて、「お前、単にジャニーズとアイドルが繋がることにむかついてるだけで、被害者のこと何も考えてないじゃん。よく、冗談にしても、そんなデリカシーのない話を人前で頭悪そうにできるもんだな。」と驚かされたりもしました。
 福田次官のセクハラは責めたてるのに、より悪質な山口くんを責めたてない野党や左翼は本当はセクハラなんてどうでもよくて政権批判に利用しているだけだということを言い出す人たちもいました。公務員と民間人は立場が違うし、そもそもそんなことを言ってるこんな人たちだって、セクハラなんてどうでもいいと思ってるでしょう。こういう人たちだって、野党議員や左翼文化人のそういう話は攻撃しても、与党議員や政権寄りの文化人のそれは攻撃する人なんてあまりいないわけで。だいたい、被害者の話がどっかにいってる時点で、そういう問題にあまり関心がないのはわかりますよね。

みんな本質には興味がない

 結局、みんな自分の話をSNS上で披露して共感を得たいだけで、事件自体や人間には本質的な意味では興味がないんですよ。被害者叩きのような下劣な発言は問題外として、この事件に関しては色々な観点から語ることができると思います。山口くんがアルコールやセックスに依存するようになったのは、少年時代にジャニー喜多川氏から受けた(※編集部注:前後の表現は「例え」であり事実はないと考えます。

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