【必読】女神転生スタッフ対談 / 鈴木一也の邪教の館・出張インタビュー: サウンドクリエイター増子津可燦 (2/15ページ)
さっそく昔話からでも始めますか」
増子「ですね」
鈴木「まず、増子さんとアトラスとの出会いは?」
増子「テーカン(現: テクモ)で、夜遅くに原野さん(※註1)と上田さん(※註2)がゴニョゴニョしているところに参加したところから始まるかな」
鈴木「ということは、アトラスの原野社長がテクモから社員を引き抜いて独立するのに参加したってわけね?」
増子「そうそう。最初は原野さん、上田さん、プログラマー、自分の4人だった」
鈴木「私はその1年後くらい後にアトラスに入るわけだけど、出会ってから何年経ったっけ?」
増子「何年だっけ(笑)?」
鈴木「ええっと……(ふたりともすぐに計算できない)……31年も前!?」
増子「31年前か~~(笑)!」
鈴木「CPU使ったゲーム業界では、一番古い付き合いになるねえ、私にとって」
増子「おや、名誉なことですね」
鈴木「増子さんはテクモではアーケードがメインだったみたいだけど、アトラスではまずファミコンの音作りからだよね?」
増子「テーカンでも『マイティーボンジャック』とかファミコンでやったけど、確かにアーケードがメイン」
鈴木「当時のゲーム音楽とはどんな感じ?」
増子「ファミコン音源に限って言えば任天堂のクオリティが頭一つ抜き出ていた。だけど、海外の超マニアックな音使いが出てきて、一気に創意工夫の密度が高まったねー。