一寸法師のご先祖様!?「少彦名命」はミニマム級に小さいカワイイ神様♪ (2/3ページ)
『古事記』で大国主命が少彦名命を見つけた時、ガマガエルやカカシの神様(※1)に聞いている場面が出てきますが、前者は自然の生き物で後者は農業に欠かせません。恐らく、少彦名命が得意とした自然を治め、或いは共生していく知識を示すための伏線だったのかもしれませんね。
(※1)クエビコと呼ばれ、物事を良く見聞きする神と言われた
大国主命と少彦名命の玉の石の伝説(画像出典: 道後温泉)
少彦名命と温泉の関係といえば、大国主命と少彦名命が伊予の国に来たとき、病気になった少彦名命を大国主命が掌にのせて道後温泉の湯であたためたところ、たちまち元気になり、石の上で踊ったという「玉の石伝説」という逸話も残っています。(参考: 道後温泉の歴史)
神話の一寸法師が異国から迎えた相棒は…なんと鬼!?(神農)
少彦名命の特徴である小さな身体と、それを知恵でカバーする描写を見て、昔話の“一寸法師”を連想した方も多いのではないでしょうか。一寸法師も知恵でお姫様をモノにしたり、鬼退治をしたりとバイタリティーに富んでいます。