キレイ好きと「潔癖症」は無関係? それってもしかして「強迫性障害」かも (3/4ページ)

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具体的には、薬物療法ではSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)というタイプの薬が使用され、認知行動療法では曝露(ばくろ)反応妨害法を行っていくことが一般的です。

強迫性障害の症状は脳内にある神経伝達物質であるセロトニンの低下によって引き起こされていると考えられており、SSRIはセロトニンが減少しないように調整された薬になります。



認知行動療法は考え方を修正することで行動を変えることが目的とされています。ただし、強迫性障害の治療は1年以上になることも珍しくないので、信頼できる医師を選ぶことも大切です。




もしかして強迫性障害かも?と思ったら

潔癖症か悩む女性



病院に行ってみる

もしも自分やまわりの人がキレイ好きではなく強迫性障害なのかも、と悩んでいる方がいたら精神科や心療内科を受診してください。早期発見が快方に向かう唯一の方法というわけではないですが、なかには治療を開始しないと悪化する人もいます。また他の精神疾患が隠れている可能性もあるので、受診してみましょう。



家族の「サポートしすぎ」に要注意

「ドアノブを触りたくないから家の全ての扉の開閉を任せる」など、症状に家族を巻き込んでしまうタイプの患者さんがいます。そのようなときに家族が手伝ってしまうと強迫行為を助長するので注意が必要です。



ご家族は無視や非難することもせずにバランスよく対応してください。例えば、「私たちも疲れるからこれ以上はできないよ」などと限界のラインを提示することが大切です。

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