異星人は平行宇宙に存在する可能性がある(国際研究) (3/4ページ)

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反対に小さ過ぎれば、重力に負け、生命が誕生する前にあらゆる銀河は崩壊してしまう。
 
 しかしどの程度が「大き過ぎ」や「小さ過ぎ」なのかは議論の最中だ。今回の研究は、その量の問題を狭めることを狙ったものである。

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・ダークエネルギーは生命誕生に影響を与えない

 実験では、様々な仮想宇宙の誕生・生涯・死をシミュレートした。各シミュレーションでは、その宇宙に存在するダークエネルギーの量を我々の宇宙のゼロから数百倍の範囲で調節した。

 するとダークエネルギーが300倍という宇宙であっても、生命は道を見つけ出した。つまりダークエネルギーによる膨張の加速は、星の誕生に、つまり生命が誕生する場所の形成にほとんど影響を与えなかったのだ。

 これは地球外生命や多元宇宙論のファンにとっては朗報だろう。

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・新しい物理法則を探せ

 しかし、より大きな疑問が残されたままだ。銀河が大きなダークエネルギーが存在する場合でも繁栄できるのであれば、なぜ我々の宇宙は小さいと思われる量に収まったのだろうか?

 「我々の宇宙のこの不思議な特性を説明するには、新しい物理法則を探す必要があると思います」と著者の1人である英ダラム大学のリチャード・バウアー教授は述べている。
 
 もちろん新しい物理法則の発見など口で言うほど簡単なものではない。だが科学者はそう易々と諦めたりはしないだろう。

 そしてその一方で、万が一に備えて、平行宇宙を探してみるのもいいはずだ。

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