国民の5人に1人が不眠症? 危うい睡眠不足の解消法 (1/3ページ)

週刊実話

 厚生労働省の2017年国民健康・栄養調査によれば、5人に1人が不眠症とされ、その割合は年々増え続けているという。
 睡眠不足は記憶力、学習能力の低下など、様々な弊害をもたらす。
 「起きている際、脳には五感を通して様々な情報がインプットされます。一方で睡眠中は、その情報を整理して大切なことを記憶にとどめ、不必要な情報は消去する作業を行っている。睡眠不足になると、その作業が滞り、脳の機能を修復することもままならず、仕事のパフォーマンスも落ちやすくなると言われています」(健康ライター)

 ご存知の方も多いと思うが、睡眠時には、脳が休まるノンレム睡眠と、体が休まるレム睡眠が交互に訪れる。ノンレム睡眠中に疲れた脳は修復され、レム睡眠中に情報整理を行うのだ。睡眠不足では、このどちらも不十分になることから、当然、脳にとって良好な状態ではない。
 たとえば職場で、「明日、午前中の企画会議までに新しい提案を考えて出してくれ」と言われ、前夜遅くまで知恵を絞ったとする。しかし、懸命に取り組み“これはいける!”と思ったものの、いざ翌日の会議になると上手く提案できずに、徒労に終わることがある。ところが、同じような状況で「明日の朝早く起きて考えよう」と布団に入り、いつもより早めに目覚めて思わぬ発想がひらめき、すんなり提案が通るようなこともある。
 「それは、単なる偶然では片づけられない面があります。つまり、睡眠によって脳の情報が整理されるかどうかに左右されるということ。よく、浮かんだアイデアは一晩寝かせた方がいいと言われますが、こうしたことも脳の仕組みにかかわっています。夜10時から0時までの3時間よりも、朝5時から8時の方が記憶力や学習能力が上がることも分かっている。ぜひ睡眠時間を確保して、効率のいい生活を送ってみてください」(睡眠専門医)

 睡眠不足は、もう一つの医学面から見てみると、心臓疾患の発症率上昇や、冠動脈性心疾患で死亡するなど、軽視できないものがある。
 厚生労働白書によると、1日の睡眠時間が6時間未満の場合、狭心症や心筋梗塞の有病率(ある地域の人口1000人当たりに対する有病者の比率)がアップするという。

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