イングランドが4連敗 バーバリアンズ相手に屈辱の63失点 (1/2ページ)

ラグビーリパブリック

バーバリアンズのクリス・アシュトン(左)と競るイングランドのジョージ・フォード(Photo: Getty Images)

 テストマッチではない、ノンキャップの国際試合とはいえ、イングランド代表(イングランドXV)にとっては苦い一戦となった。現地時間5月27日、多国籍のトッププレーヤーを集めて結成された世界選抜ともいえるバーバリアンズとホームのトゥイッケナム・スタジアムで対戦し、45-63で敗れた。5位に終わったシックスネーションズ(欧州6か国対抗戦)から4連敗で、バーバリアンズに屈したのは4年ぶり。イングランド代表は新しいディフェンスコーチを探している最中だが、この日は35のミスタックルがあって9トライを許し、1910年からおこなわれている聖地トゥイッケナムでの戦いの歴史で屈辱の最多失点となった。

 バーバリアンズは序盤からフィジー出身のCTBセミ・ランドランドラやWTBジョシュア・トゥイソヴァらが活躍し、開始12分間で3トライを挙げ主導権を握った。黒白ボーダーのジャージーを着た元イングランド代表のFBクリス・アシュトンは前半だけでハットトリックを達成。トレードマークのダイビングトライ“アッシュ・スプラッシュ”でスタジアムを沸かせた。

 イングランドは最大21点差から盛り返して一時同点に追いついたが、プレッシャーがないバーバリアンズの勢いは止まらず、ハーフタイム前、FBアシュトンが突破してパスをもらったSOフィン・ラッセル(スコットランド)がゴールへ駆け抜け、勝ち越し。

 その後も失点したイングランドは、ブーイング覚悟でPGを選択し点差を詰め、56分(後半16分)までに38-42としたが、バーバリアンズはその3分後、CTBマラカイ・フェキトア(ニュージーランド)が突破し、サポートしたWTBトゥイソヴァ、PRロニ・ウヒラ(クレルモン/トンガ出身)がオフロードでつなぎ、LOシタレキ・ティマニ(オーストラリア)が右隅に飛び込むスーパートライで再び流れを変えた。

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