おすすめの恋愛小説20選! 幸せについて考えさせられる……大学生のうちに読んでおきたいラブストーリーは? (3/6ページ)
8.『キッチン』吉本ばなな ~恋よりも深い、大切な存在~
唯一の肉親だった祖母を亡くし、ひとりぼっちになったみかげは、ひょんなことから男性の住む家で同居をはじめます。彼女の落ち着く場所は、キッチンでした。
愛する人を失った悲しみを少しずつ癒しながら、新しい出会いに臆病になってしまうみかげ。恋愛だけではなく「死」についても優しく向き合えるおすすめの一冊です。
仙台の大学に通う5人の男女が繰り広げる青春物語です。大学生らしく麻雀や合コンなど、まっすぐに青春を謳歌している様子が描かれています。リア充すぎる彼らに羨望の眼差しを向けてしまうかもしれませんが、そこは伊坂幸太郎。単なる青春小説ではなく、ミステリー要素も含んだバラエティのあるストーリーとなっています。
10.『ナラタージュ』島本理生 ~一線は越えたのか、越えないのか~主人公が好きになってしまったのは、どうしようもなくズルくかわいい高校時代の恩師。病を抱えた別居中の妻を持つ身とわかっていながら、少しずつ道を踏み外していきます。がむしゃらに恋ができる、最後の時間を愛する人と過ごしたひとときの夢。物語の中心となるのは主人公が大学2年生の頃です。作者はこの小説を大学在学中に執筆しました。
11.『シューカツ!』石田衣良 ~恋も就職活動も、束でかかればこわくない!?~有名大学に通う大学3年生の主人公は、6人の友人とともに「就活プロジェクトチーム」を経ちあげ、大手マスコミ採用試験に挑みます。彼ら7人の恋愛模様のほか、インターンやOB訪問など、「就活あるある」も多く登場します。就職活動とはどんなものなのか、予習を兼ねて手に取ってみてはいかがでしょうか。