アウトローも変心させた「仏教の名言」(4)転職したいと思ったら… (1/2ページ)
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親鸞
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週刊アサヒ芸能 2018年 5/31号
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最澄
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向谷匡史
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仏教
向谷氏は、僧籍を持つ前の50歳の時に地域の人の推薦を受けて保護司を引き受け、少年から60代以上のヤクザまでさまざまな人間に出会ってきた。
「その中で感じたのは、ヤクザでも暴走族でも、自分でアタマをとったことのある人間は、必ず刑務所を出てから、それを続けるにしろ再就職するにしろ、それなりにうまくやっていける。『独生独死独去来』の覚悟を持って、自分がはいずり回り、全て自分で引き受けていくという覚悟のある人間でなければ、うまくいかない」
道心の中に衣食有り、衣食の中に道心無し(最澄)
「志を貫けば、日々の糧がついてくる──こういう仕事に就きたい、転職したいと思う時に不安を抱くのが人間ですが、道を究めようとする心があれば、おのずと衣食はついてくるということです。週刊誌の記者時代にある先輩がいましたが、有能な彼はやがて、フリーライターとして独立したものの、食うために居酒屋のアルバイトをしていました。それがやがて、ライターの仕事より生活のためのアルバイトのほうの比重が高くなっていった。つまり衣食のことを先に考えると志は挫折してしまうのです。私自身もこうして物を書いたりする仕事をやるには、さまざまな迷いがあったわけですが、好きなことをやるのに迷っていては、結果としてメシも食えなくなると知ったのです。サラリーマンでも、営業なら営業のノウハウを確立するという志を持って、嫌々ながらに仕事をするのじゃなく『天職』と思ってやっていく先に志がくっきりと見えてくるはずです。仏教は、今を考えるものです。『今、今、今』の連続が仏教の基本的な考え方ということも言えます。未来は、未だ来たらざるものと書きますが、過去も過ぎてしまって手の届かないもの。だから今をどう生きるかが大事なんだということです」
その具体的な名句・名言をあげてもらおう。
明日ありと思う心のあだ桜、夜半(よわ)に嵐の吹かぬものかは(親鸞)
「明日をアテにせず、今日一日を悔いなく生きろ──これがまさしく、今を生きる言葉。浄土真宗の開祖である親鸞が、9歳の時に幼くして両親を亡くし、得度(出家)するため中務(なかつかさ)省という役所の許可をもらい剃髪する時のこと。