脳梗塞秒読みの“不整脈”に注意! 100万人が患う心房細動の潜在脅威 (3/3ページ)

週刊実話

一般的な治療としては、抗不整脈と抗凝固薬による薬物治療がありますが、不十分な場合は、脚の付け根や首の太い血管からカテーテルを通し、不整脈の原因となっている信号伝達の異常な部分を焼灼する、カテーテルアブレーションを行います」(同)

 投薬としては、従来から広く使用されているのが、抗凝固薬のワーファリンだ。
 「しかし、服用している間は納豆や海藻類といったビタミンKを多く含むものは食べられません。このビタミンKは、出血した際に血液を固める作用を活性化させるからです。逆にワーファリンは血液を固まりにくくするため、出血をしやすくなる。そのため服用にあたっては、2カ月に一度程度の血液検査を受けて量を調整する必要があるなど、使いにくい面もあります」(専門医)

 しかし近年、ワーファリンの短所を解消した新薬も登場し、すでに心房細動に効果を発揮しているという。
 「高齢であることはもちろん、心房細動になりやすい人の特徴としては、糖尿病のほか、肥満や脂質異常症、高血圧、慢性腎臓病、さらに心臓の病では、心臓弁膜症、心筋症、狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患を起こしたことがある人などがあります。また、生活習慣においては飲酒、喫煙も関係があるとされています」(前出・健康ライター)

 加えて、睡眠不足も原因になりやすいという。
 「睡眠不足は自律神経の乱れ、つまり無意識に血管の働きを調整、支配する神経を狂わせるために、心房細動を起こしやすくなる。また、なかなか難しいとは思いますが、ストレスを溜めないことが理想的です」(前出・脳神経外科医師)

 安静にしても治らない胸の痛みや、食後の圧迫感も心房細動のシグナルとなる。異変を感じたら即、専門医に診てもらおう。

「脳梗塞秒読みの“不整脈”に注意! 100万人が患う心房細動の潜在脅威」のページです。デイリーニュースオンラインは、社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る