一服の清涼剤!?紫陽花の人気のヒミツとは?

アサジョ

一服の清涼剤!?紫陽花の人気のヒミツとは?

 一番好きな花は?と聞かれたら、あなたは何と答えますか? アイリスオーヤマコミュニティサイト「アイリスガーデニングドットコム」が実施した「人気のお花ランキング2018」では、1位がサクラ、2位がバラ、3位がアジサイという結果になっていました。

 やはり日本人、桜は欠かせないもののようです。そして2位は定番のバラ。やはりこれも、美しい花の象徴といえそうです。しかし、第3位は意外にもアジサイ! 確かに美しい花ではありますが、なぜ人気なのでしょうか? 本調査のコメントでは、「梅雨時期に見かけると気分が癒やされる」「日本らしさを感じられる」という人が多くいたそうです。

 植物学者・稲垣栄洋さんの著書「身近な花の知られざる生態」(PHP研究所刊)によると、アジサイは日本原産の植物で、日本で園芸植物として改良が進められたのだとか。園芸用の玉のように咲くホンアジサイは、幕末から明治にかけて中国やヨーロッパに伝わったといいます。ちなみに、アジサイの花は、ヨーロッパでは赤紫色になったそう。これは、ヨーロッパの土壌がアルカリ性だからなんだそうですよ。

 もともとアジサイは日本では青色で、その名も「藍色が集まったもの」を意味する「あづさい(集真藍)」に由来するといわれています。なるほどアジサイの青色は、日本の文化的風景ともいえそうですね。6~7月に開花する紫陽花。これから見頃を迎えますので、鬱陶しい梅雨時の一服の清涼剤に、紫陽花の名所を訪れてみてはいかがでしょうか。

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