高城亜樹さんとのプレミアムトークセッションまであと一か月!:杉作J太狼XE「美しさ勉強講座」連載76 (2/3ページ)

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 写真も同じだ。

 いくらどんなに美しい写真を撮ろうとそれは誰の現実でもないし、そんな景色はどこにもない。

 私にとって映画はそうしたものを記録するものでも描くものでもない。映画の解釈もいろいろだからそうでないひとがいてもかまわない。だが私はやっぱり大事なことはセリフで言いたくない。大事なことをセリフで言っていいなら時間と手間をかけて映画にしなくてもいいように思う。もっと別の表現手段でいいと思う。

 映画俳優はたいせつなことを言葉で言わないほうがいい。

 簡単に言えばムードである。

 ムードで伝える。

 なにも言わなくてもムードで伝える。なにもかも。すべてを。伝えることができるひとがすぐれた映画俳優だと私は思っていて、それが高城亜樹さんなのだ。百年にひとりレベルの逸材であると私は確信している。なにもかもがするすると流れていく現代の速度の中で見逃してしまっているひともいるだろう。

 私は確信している。

 高城亜樹さんと話すのも会うのも初めてである。

 同じ部屋にいたことはある。横浜スタジアムだった。

 そのときは廊下でもすれちがった。

 ムードはあった。

 私は乳飲み子でも嘘つきでも誰かに頼まれてごきげんうかがいをしているのでもない。ガンダムとかで宇宙挺の規模を表す感じで言えば渡瀬恒彦さん級である。つまりムードアクション女優としては世界のトップレベルである。

 本当のことを記そう。「プレミアムトークセッション」は一回目の博士と、二回目の高城亜樹さんと、このふたつがすべてである。いわば前後編のプランしかない。なにがどうプレミアムなのか。7月9日、渋谷ロフト9。刮目してほしい。一言や二言で言えないことが生きているすべてなのだ。

<隔週金曜連載>

写真:都内某所

★杉作J太狼XEプレミアムトークセッションVol.2詳細 2018/7/9渋谷Loft9にて。

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