大阪府青少年健全育成条例違反の疑いで昨年9月に書類送検され、同12月に不起訴処分となった俳優の小出恵介の個人事務所『夕顔』が、6月1日に東京地裁から特別清算の協定案認可を受けた。負債総額は5億3305万円で、債権者は小出の前所属事務所アミューズ1社だという。

「協定案はアミューズの債権額（＝5億3305万円）に対し、アミューズの夕顔への未払報酬債権1619万円を相殺。協定案認可後に夕顔がアミューズに1000万円を支払うと同時に、残債権が免除される内容になっています。アミューズは5億円以上も回収不能になりますが、2018年3月期に引当金として全額計上しているとのことです」（芸能記者）

小出は昨年5月、大阪市内で少女と飲酒して不適切な関係を持ったとして無期限の芸能活動停止処分となった。NHKの主演ドラマが放送中止になるなど、複数の賠償問題が発生し、各所との補償問題協議はアミューズが対応したことから、夕顔の負債の大半がアミューズが肩代わりした賠償金とみられる。

小出とアミューズの専属契約は6月4日付で終了した。双方とも協定案について取材されると「内容はお答えできません」と答えている。

「小出は少女と飲酒、不適切な関係をもった印象が悪過ぎて役者の仕事は厳しいでしょう。自分で何か事業を始めるしかないかもしれません」（同・記者）

一説には、ハワイか沖縄に移住して農業をして暮らすという話が流布されたが、この芸能記者によると「本人は飽きっぽい性格なので無理でしょう。小さな雑貨店などを影のオーナーとして経営する、というのはあり得ますが…」という。

小出はまだ34歳。役者としてまだまだ活躍していける年齢だ。

「もしも事件を起こさなければ、海外からもいい仕事のオファーが入っていました。ところが一瞬で小出はチャンスを台無しにしたのです。小出の残りの人生は“贖罪”で終わるでしょう」（同・記者）

一線を超えて未成年と飲酒の上、不適切な関係をもった事実が小出の人生に重くのしかかっている。