阪神 金本監督vs掛布SEA派の内紛激化ベンチ裏 (1/2ページ)

週刊実話

 昨季終了後、契約を3年更新し長期政権を手にしたと言われる阪神・金本知憲監督(50)。だが、親会社の株主総会で「元巨人・村田修一獲得」という株主提案があり、足元が揺らぎ始めた。自身が押した年俸3.4億円助っ人ロサリオが二軍落ち、若手も伸び悩んでいる。反対に、村田獲得の費用は激安、二軍監督を追われた掛布雅之SEAの一派が差し向けた“刺客”の構図も見え隠れし、またぞろお家騒動が――。

 毎年、何かと物議を醸す阪神タイガースの親会社『阪急阪神ホールディングス(HD)』の株主総会が今年も6月13日に大阪・梅田芸術劇場メインホールで開催。株主からは、若手路線を突き進む金本監督が最も望まない株主提案が出され、ベンチ裏ではすったもんだが始まった。
 「現在阪神は、借金2のリーグ3位(6月10日現在、以下同)ですが、首位の広島を除く2位DeNAから最下位中日までのゲーム差はわずか2。とりわけ阪神が苦手とする交流戦では今年も11位で、いつリーグ最下位に転落してもおかしくない。そんな状況下での株主総会ですから、辛辣な意見や提案が出されるのは当然です。見逃せないのは、その株主の中に、昨オフ、二軍監督を解任された掛布雅之SEA(オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)と有力阪神OBの息のかかった人が透けて見えることです」(スポーツ紙デスク)

 球団が最も神経をとがらせているのが、新外国人ロサリオ問題だ。昨季は投手力の整備が功を奏してリーグ2位。そこで昨オフ、金本監督は4番を打てる外国人助っ人の獲得を要望した。
 監督の意向に沿って獲得したのが、ドミニカ出身の元メジャー・リーガーで、昨季まで韓国ハンファ・イーグルスで2年連続で3割、30本塁打、100打点を記録したロサリオ内野手(29)。球団史上最高額となる年俸3.4億円で獲得した。
 ところが、これがとんだ張りぼての大砲。打率2割3分、4本塁打。この4番の不振でチームは開幕から54試合を終え、チーム打率2割3分1厘、27本塁打、174得点。すべてリーグワーストだ。
 金本監督は6月3日、ついに4番・三塁のロサリオを二軍落ちさせ、新外国人獲得が決まるまで島谷敬を三塁へ入れ、大山悠輔を一塁へ回すなどの緊急シフトを敷いた。

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