いくら包むべき? 結婚祝いの相場と渡し方 (3/3ページ)
◇披露宴に出席しない場合の結婚祝いの渡し方
☆贈るタイミング
結婚式の前に直接会って渡せるのであれば、それがベストですが、そうでない場合は1カ月前を目安に送りましょう。遅くなったとしても、2週間前までがリミットです。
☆金額
披露宴に出た場合の2分の1または3分の1が目安とされています。3万円の場合、2分の1だと1万5千円と半端ですよね。この場合は、1万円をご祝儀とし、残りをウェディングギフトにするか、2万円にしてお祝いの気持ちを表わしてもいいでしょう。
☆のし袋の書き方、贈り方
のし袋の書き方は、式に出席する場合とまったく同じです。ただし、金額が少なめになるので、準じた袋を選びます。この場合、のし袋は郵便局の現金書留で送れるサイズにして送りましょう。直接渡すのがベストですが、「多忙のため」「遠距離のため」などさまざまな事情で実際には難しく、現金書留の方法をとる人も少なくはありません。
持っていく場合は、できれば、「仏滅」の日を避けて、お日柄がいい日を選びたいものです。相手の都合が何よりも優先されますが、気づかいを忘れないようにしましょう。
☆祝電を打つ
披露宴に招かれたのに欠席の場合は、祝電を打つのもいいでしょう。お祝いの席にふさわしい文言を選び、予約は早めに行います。文言に迷ったら、定型文も用意されているので安心です。台紙もさまざまなタイプがあるため、贈る相手のことを考えて選びましょう。
◇ご祝儀と一緒に結婚祝いの品物を渡す場合
☆品物の金額の目安
友人や同僚には1万~2万円、家族へは3万~5万円の品が多いとされていますが、金額よりも、新婚カップルが本当にほしい物や、必要な物を贈りたいですね。親しければ、ざっくばらんに「何がいい?」と聞くのがベストです。
また、友人や同僚には、何人かで金額をまとめてギフトを選ぶ場合もあります。この場合の金額は、特に決まっていません。
☆結婚祝いにおすすめの品物
食器やキッチン用品、時計のほか、写真立てなどのインテリア雑貨が人気です。ほかには、グリーン(鉢植え)なども人気があります。昔は割れる物、切れる物はタブーとされ、グラス類やはさみ、包丁などは避けていました。今は、新郎新婦の需要が優先されます。贈る相手の希望を上手にヒアリングして、喜んでもらえる品を贈りましょう。
■お祝いの準備は早めにはじめよう
20代の独身女性が覚えておきたいご祝儀のマナーについて紹介しました。披露宴の招待状は、2カ月前など早めに送られてくることが多いです。ご祝儀やお祝いの品の準備はもちろん、気持ちもしっかり準備して、晴れの日をお祝いしましょう。
(文:松本繁美、構成:佐藤由衣)
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