天才テリー伊藤対談「壇蜜」(3)和英辞典でいろいろされて… (2/2ページ)
テリー それ、よく週刊誌に撮られないな。
壇蜜 弱っている人を狙っているから(笑)。
テリー でも、それって壇蜜さんらしくないよ。結局それは本気の恋愛じゃなくて、つまみ食いじゃない。俺、壇蜜さんには文学で描かれるような、仕事をすっぽかして無断で1週間姿を消すぐらいの恋愛をしてほしいんだよ。それこそ、お互い殴り合いながらも愛を確かめていく、みたいな。
壇蜜 アハハハ。でも、それは昔やりすぎたから、もういいかもしれないです。首を絞められて「お前を殺して、俺も死ぬ」みたいな関係が、26歳ぐらいの時から数年続いていたので。
テリー えっ、またなんで首を絞められたの?
壇蜜 彼の言い分では「一緒に入ったバーのバーテンに色目を使っていた」と。もちろん、そんなこと全然していないんですが、家に帰ってから怒り始めて、まず和英辞典で殴られて、首を絞められました。このまま死んじゃうんだろうな、って思いましたから。
テリー 文学というよりサスペンスだよ(笑)。その彼、よっぽど自分に自信がなかったんだな。
壇蜜 とある会社の社長でしたけど、そうなんですかね。その人とは、最後まで別れる、別れないで大揉めしましたから。
テリー じゃあ、今はもっと楽な恋愛がいいか。
壇蜜 うーん、自分は100%幸せより、ちょっと大変なぐらいがいいんだろうな、と思っています。自分自身がこれまでしんどい思いをしてきたので、今は私がしんどい人を支えてあげなきゃ、と思っちゃうんですよ。だから、何かのジャンルの“駆け出し”とか“卵”みたいな人とおつきあいするといいんじゃないかな、と思っています。