高城亜樹vs杉作J太狼XEプレミアムトークセッションまであと2週間!:杉作J太狼XE「美しさ勉強講座」連載77 (1/3ページ)
軟弱な男たちの姿に見かねて、あの先生が立ち上がった!
杉作J太狼XE先生の「男の偏差値がぐんとアップする美しさ勉強講座」
サッカーのワールドカップが大人気である。
勝ったから人気が出た、とか、それでも関心のない人もいる、とか、急にしったかぶりする人が増えた、とか、ま、かなり盛り上がっている。身近な人だけでなく、駅や風呂に行ってもさっしーの、いや、それは指原莉乃さんだ。サッカーの話をしている人を見る。たしかにこれはおかしい。こんなことはふだんない。
で、この現象を私なりに考えてみた。
要するに、サッカーはそもそも面白いのである。
漫画『ワイルド7』や『秘密探偵JA』の作者、望月三起也先生。一昨年お亡くなりになった望月先生はサッカーが大好きだった。望月先生の描く漫画にはジャンルの壁をこえてサッカーが登場する。ワールドカップ開幕直前のテレビ中継にもたびたび出演しておられたのをご記憶のかたも多いだろう。明石家さんまさんをはじめとする異色の選手を擁するサッカーチーム、ザ・ミイラの監督でもあった。
私は望月先生の漫画、ならびに人間性が大好きなので、その望月先生が大好きなものが面白くないはずはないと思っている。
執筆が予定されていた漫画があった。
もしかしたら『ワイルド7』だったかもしれないし、ほかのシリーズだったかもしれない。その記憶はぼんやりしているのだが、なんせ、あった。が、それがいつまで経っても始まらない。ちょうど望月先生のお宅にうかがう機会があった。私は生涯で三度、望月先生のお宅にうかがったがそのたいせつな一度である。
望月先生は言った。
「仕事をしなければならないのはわかっているが、競技場の芝が気になって仕事にならない」
私はテープレコーダーではないので一字一句そのとおりではないにしてもそのようなことを望月先生は言われた。たしかに先生のお宅から国際競技場(現在の日産スタジアム)はそんなに遠くない。