G1宝塚記念は1枠がただならぬ匂い「井崎脩五郎 競馬新理論」

日刊大衆

 これは“グランプリ”が、ずいぶん匂ってる枠だなあ…。今年の安田記念の1枠両馬を見て、新理論好きはみな、そう思ったのではないか。

スワーヴリチャード
 父ハーツクライ
 M・デムーロ騎手
サトノアレス
 父ディープインパクト
 蛯名正義騎手

 ご存知のとおり、両馬のそれぞれの父であるハーツクライとディープインパクトは、2005年のグランプリ・有馬記念で1、2着した間柄である。また、春のグランプリ・宝塚記念においても、ハーツクライは2005年2着、ディープインパクトは2006年1着という成績をおさめている。

 さらに、両馬の騎手も、濃厚にグランプリがらみ。ミルコ・デムーロ騎手は、昨年の宝塚記念優勝ジョッキー。さらに、蛯名正義騎手はその前、2016年の宝塚記念優勝ジョッキーなのである。

 これは、今年の宝塚記念で、1枠が激走するサインではないのか。おそらく新理論好きは、全員がそう考えているはずである。

 安田記念で1枠に入っていた両馬は、スワーヴリチャードが断トツの人気(単勝オッズ2・8倍)に反して3着どまり。サトノアレスもスタートで後手に回って4着まで。1枠は宝塚記念のサインに使われただけという印象が強いのも、1枠激走説に拍車をかけている。

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