小泉進次郎が安倍倒閣へ二階幹事長と決別 (2/3ページ)
安倍批判を強める発言やその態度に二階氏の堪忍袋の緒が切れ、2人の間に亀裂が入ったというのです」(進次郎氏周辺関係者)
進次郎氏を筆頭副幹事長に抜擢し、「首相がもし総裁選に出馬できない緊急事態に陥った場合、進次郎氏出馬の票のとりまとめまで考えていた」(二階氏周辺関係者)という二階氏に、なぜ進次郎氏は盾つくような行動に出たのか。
進次郎氏シンパの若手議員はこう言う。
「それは総裁選に自らの意志で立候補する腹を固めたからですよ。もともと進次郎氏は、大臣経験や党の要職を経てからと考えていたが、自分とほぼ同い年の北朝鮮の金正恩委員長がトランプ米大統領と渡り合う姿を見て、相当刺激を受けたらしい。そこで今がチャンスなら打って出るべきと考えたが、安倍支持を明言している二階氏にいちいち気を使っていると出馬できない。そこで喧嘩を売るような動きに出たわけです。もちろん、そこには裏打ちされた自信もある。父親の純一郎氏が新潟入りして野党支援の動きに出たのも、ちょうどいい口実になったのではないか」
ただ、二階氏と激突したところで、総裁選出馬を模索する進次郎氏に勝算はあるのか。安倍首相が出る最大派閥の細田派幹部は、「進次郎氏が最も脅威だ」として、こう語る。
「安倍支持を明確に打ち出しているのは細田派ほか麻生派と二階派。新潟県知事選に勝ったことで総裁選出馬のベースが固まったいま、あとは他派をまとめ無派閥にどれだけ浸透するか、さらに地方票をどれだけ確保できるかに動いている。しかし、そこで進次郎氏が妙な動きを見せると、その計算がまったく成り立たなくなるし、二階派さえおぼつかなくなる」
現在時点で他の候補者は、石破茂、岸田文雄の両氏で、後ろ盾はそれぞれ20人と48人の自派閥のみ。竹下派や石原派、谷垣グループなどへの支持拡大とはいかず、苦戦している。
「時事通信社の6月の最新世論調査で、次期首相にふさわしい人物で進次郎氏はトップに躍り出ている。石破氏が2位、安倍首相は3位。これと同じ傾向が、国会議員や地方でもジワジワと出ている。統一地方選でも参院選でも安倍首相より進次郎氏の方が確実に勝てるのではないか、といった声が聞こえ始めている」(同)
前出の進次郎シンパの若手議員も自信たっぷりにこう言う。