「おしゃれナプキン」やTVCMに異議を唱える女性が増加中

まいじつ

(C)paulaphoto / Shutterstock
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女性にとって必需品ともいえる『ナプキン』。最近では赤や黄色、パステルカラーなどのカラフルなタイプも発売されており人気となっているが、一方で、実はそんな“おしゃれナプキン”に異議を唱える女性が増えている。

そもそもナプキンの表面にハートや花柄をプリントしても、その機能性には全く関係がなく、むしろそれらを持ち歩くことで、周囲に“生理中”ということが分かってしまうのが気まずいのだという。ポケットティシュのように目立たなければ、化粧ポーチなどに入れずそのまま手に取って持ち運んでも気にならないという女性は多い。

「生理のつらさをもっと強調するCMがあればいいのに」

実際にSNS上では生理に関する切実な思いが数多く投稿されている。

《生理用品のテレビCMって、なんであんなにポップなの。どんよりしていることの方が多いんですけど》
《とにかく生理中はつらくて仕方ない。錠剤1錠でなんとかなると思わないで》
《多い日や少ない日、昼用、夜用など生理用品のバラエティーパックがあればいいのに》
《生理のつらさをもっと強調するCMがあれば、周囲の女性への配慮も変わると思う》

「最近の女性は、シンプルで裸のまま持っても違和感のない生理用品を求める傾向にあります。実際、ひと目でそれと分かるような商品は、男性に見られたときに恥ずかしいと思う人は多いです。実はナプキンは、女性の生理時の他にも、緊急時に靴の中敷きにしたり、汗の吸収や尿もれにも使える便利さがあります。東日本大震災以降は、ナプキンがさまざまな場面で使える衛生用品だということが広く知れ渡るようになりました。これからは“ナプキン=女性が使うもの”という認識を見直す動きが広がっていくでしょう」(女性誌ライター)

体が不調なときに「生理だから」と素直に言える女性はまだまだ少ない。かつては、生理にまつわる女性の切実な思いが公になることは少なかった。近年は生理用品メーカーも目立たないナプキンの開発を進めているという。女性は生理に配慮のある社会を待っている。

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