日本最大級断層「中央構造線」で次に起きる巨大地震マップ (2/3ページ)

週刊実話

ただし、今回の地震の震源はまだ完全には特定されていないものの、今後は一昨年の熊本地震以降活性化している中央構造線沿いで、大きな地震が発生する可能性は十分あると思います」

 島村氏の言う3連弾とは、慶長伏見地震、さらにその前日に起きた大分県を震源とする慶長豊後地震(M7.0〜7.8)、その3日前に愛媛県を震源として発生した慶長伊代地震(M7.0)で、専門家の間では、これらがすべて中央構造線を介した連動型の地震の可能性が指摘されているのだ。
 この中央構造線の活性化は、フィリピン海プレートからかかるプレッシャーが深く関係していると言われる。

 これまで多くの火山噴火、巨大地震を予知し、的中させてきた琉球大学理学部名誉教授の木村政昭氏は、こうした見方を示す。
 「中央構造線付近で起きた熊本地震も、フィリピン海プレートのプレッシャーに活断層が悲鳴を上げたからに他なりません。そして、その力の大本は、太平洋プレートなのです。大阪北部地震についても、震源は活断層ではありますが、動いたのは太平洋プレートが影響している。そうした中、私は最も危ないのが伊豆・小笠原諸島付近の(大きな地震が起きていない)空白地帯と見ています。ここで地震が発生した場合は、日本列島から距離があるため、地震動よりも太平洋側の津波が心配ですね」

 では、いつ起きてもおかしくないとされている南海トラフ巨大地震はどうか。南海トラフで地震が起きるまでのサイクルの後半では、内陸での地震活動が活発になる傾向がある。
 実際、最も新しいところで1944年の昭和東南海地震(M7.9)の前年には、鳥取地震(M7.2)や長野県北部地震(M5.9)などが起きている。
 「そうした南海トラフ巨大地震の前に起こる内陸地震の1つとして、'95年の阪神・淡路大震災(M7.3)を挙げる地震学者もいるのです。さらに今、この地震の再来も懸念されている。注目されているのは、岡山県の東部から兵庫県南東部にかけて分布する山崎断層で、阪神・淡路大震災の原因になったとされる野島断層と共鳴し合っているとも言われています。

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