高城亜樹さんとのプレミアムトークセッションまであと三日!:杉作J太狼XE「美しさ勉強講座」連載78 (2/4ページ)
そんな立脚点なのだ。成功を目指しては歩けない、歩いてはならないこともあるのだ。
だがいざ始めれば映画はひとりでできることではない。たくさんの出演者やスタッフの尽力、協力で成り立っている。三作目「チョコレートデリンジャー」などは撮影当時まだ二十歳そこそこだった松本さゆきちゃんに主演してもらった。さゆきちゃんの相棒役のロマン優光は撮影のたびに頭を刈って丸坊主になってもらった。ちりちりの天然パーマはパンクスの証であったがいちども彼は文句を言わなかった。二作目「怪奇幽霊スナック殴り込み」は12月の末に真夏の海水浴シーンを撮影した。主演のタナダユキさんやみうらじゅんさんにも申し訳なかったが、ふんどし一枚で湘南の海に沈むニューフェイス・上本輝男くんは生死の境目であった。が、それに耐えられるようにと撮影の一か月前から家で毎日水風呂に長時間浸かって訓練をしたという。その上本君のなま尻に顔をくっつけたまま一夜を明かしたのがリリー・フランキーで、もう十数年前のことだがことあるごとにまだそのときの文句を口にするからよほどつらかったのだろう。それでも撮影現場ではまったく文句を言わなかった。一作目「任侠秘録人間狩り」は。
書ききれない話を展開しようとしてしまっている。
申し訳ありません。
とにかく、成功とか夢とか目標とか、そういうものでなくスタートした映画製作であっても、その道の途中でたくさんの人の世話になり、苦労をかけ、迷惑をかけ、そうなると展開はまったく変わってくる。
だからいまは「チョコレートデリンジャー」の完成にすべてを燃焼させていきたい。
そしてさらにはその先も。
7月9日。新しい扉が開くのかどうか。力不足で決定的なことをここの記す資格が私にはありませんが、私がどうこうとか、男の墓場プロダクションがどうこうというのではなく、高城亜樹さんが現代の芸能界でまったく他に類のない、強烈なポテンシャルを持った女優さんであることはおそらく間違いがない。
さきほど確認しましたらあと十数席でフルハウス。当日は配信などいっさいありませんので二度とないこの奇跡の出来事を目で、耳で、生きてる感覚とともに体感してください。