リーダー兼広報兼LO。明大の土井暉仁、大忙しのラストイヤー。 (2/2ページ)

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「オフだったので寝ていたのですけど、妹から電話がかかってきて。ケータイを見たら震度6と書かれていて、目が覚めました。家(建物自体)の被害はなかったですが、生活面はきつかったみたいです」。東京に残った土井は、遠く離れた家族を心配した。

 一方で、22年ぶりの大学日本一に向けた準備期間がどんどん流れてゆくことも意識する。

 関東大学春季大会Aグループでは、大学選手権9連覇中の帝京大を制するなどして初優勝を決めた。しかし、「向こうも僕らもまだ完成していない」。伝統校が集う関東大学対抗戦Aは9月から、日本一を決める大学選手権は12月からそれぞれおこなわれる。土井は5月に故障するもすっかり癒えたうえで、この夏を大切に過ごしたいと誓った。

「ピークは1月6日の選手権決勝で、この7、8月は秋、冬のシーズンに向けてチームを仕上げていく時期。4年生がもっとチームを引っ張って、レベルをもう一段、上げていきたい」

 自分たちで書き入れたというホームページのプロフィールをのぞいてみる。「土井暉仁」の欄をクリックすると、座右の銘は「一生懸命」、目標は「日本一」とそれぞれ確認できる。

(文:向 風見也)
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