「我々は未だかつて経験したことのない猛暑を次々と体験することになる」は本当だった。2018年上半期ですでに気候変動問題が明確に (1/3ページ)
異常気象や気候変動と言われてから久しいが、2018年も相変わらずだ。
NASAゴダード宇宙科学研究所とコロンビア大学の科学者は、今年の1月から6月にかけての地球の平均表面温度が、1880年から記録を取り始めて以来、3番目に暑いものだったことを発表した。
日本でも連日猛暑が続いているので実感している人も多いだろう。
・気候変動は過去4年間連続して続いている
過去4年(2015年、2016年、2017年、2018年)の上半期は、いずれも1月から6月の最も暑い記録のトップ4を独占している。
image credit: COLUMBIA UNIVERSITY/ The Earth Institute Climate Science, Awareness and Solutions
単一の月や年度の新記録も有力な証拠だが、これらの長期的な傾向は科学的にそれ以上の意味がある。
一度記録が破られたとしても偶然かもしれません。二度目があってもやはり偶然かもしれません。三度目があれば傾向と言えるでしょう。それが毎年続くならその潮流にあるということです
とミシガン工科大学のサラ・グリーン氏は説明する。