地位も名誉も捨てた壮絶な生涯…キリシタン大名・ユスト高山右近ってどんな人物だったの? (1/2ページ)
2017年に列福された「カトリックの福者」
ユスト高山右近は、2017(平成29)年にローマ教皇フランシスコによって殉教者と認められカトリックの福者とされた、比較的新しいカトリックの福者です。
「福者」とは、カトリック教会にて生前の功績・聖性・徳などが認められ、ローマ教皇より列福宣言を受けた信者に与えられる称号のこと。日本人の列福者には高山右近の他に、天正遣欧少年使節としてローマへ派遣されながらキリシタン弾圧に遭い殉教した中浦ジュリアン、1603年〜1639年にかけて殉教したペトロ岐部と187殉教者などがいます。
2018年現在「列聖」を求める動きも出ている高山右近とは、どのような生涯を送った人物だったのでしょうか?
国外追放され殉教!地位も名誉も捨てた福者の壮絶な生涯高山右近は天文21(1552)年〜天文22(1553)年頃、摂津高山氏の高山友照の嫡男として誕生し、自身も家族や家臣とともに洗礼を受けていた父の影響で、10~12歳でキリスト教の洗礼を受けました。
城跡公園(高槻市)にある高山右近の銅像/Wikipediaより
その後右近は父・友照とともに、松永氏→和田氏→荒木氏、そして織田信長や豊臣秀吉にも仕え、最終的には6万石の城主にまで出世しました。
