8強ならずもセブンズW杯初勝利。サクラセブンズ、初日は1勝1敗。 (1/2ページ)

ラグビーリパブリック

フランスにプレッシャーをかける中村知春主将。(撮影/松本かおり)

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ブラジル戦で後半に2トライを挙げた平野優芽。(撮影/松本かおり)

 フランスとの地力の差は大きいままだった。

 しかし、負けて目標の8強への道が途絶えてもうなだれず、次戦の相手、ブラジルに競り勝った。

 7月20日にアメリカ、サンフランシスコで開幕したラグビーワールドカップ・セブンズ。一発勝負のトーナメントで優勝が争われる方式の初戦で強豪・フランスと対戦した女子セブンズ日本代表は、7-33で完敗して8位以下を決めるチャレンジトーナメントへ。その初戦のブラジル戦では19-14と接戦を制した。

「先手必勝」をキーワードにした今大会。しかしフランスに先手を取られた。

 浅めに蹴り込んだキックオフボールを獲得し攻め、勢いをつけたかったが失敗。相手に確保され、アタックを継続される。1分過ぎにインゴールへ入られ、主導権を握られた。

 パワー、スピード、スキルで上回るフランスに、ボールを持たれ続けた。4分20秒、6分とトライを許し、ほとんど攻められず。前半終了間際、大竹風美子が左サイドを走り切ったのが唯一の得点となった。

「(相手ボールキャリアー)ひとりに対して2人、3人と寄ってしまい、外を余らせてしまった。そうさせないために攻撃時間を長くしようと話しましたが、それができなかった。用意してきたことを出す前に圧力を受けてしまいました」(稲田仁ヘッドコーチ)

 負けるパターンは、いつも同じ。大舞台での初戦に焦点を絞って準備してきたけれど、今回も差は詰められなかった。

 しかし、上位進出の夢は破れても落ち込まなかった。次戦のチャレンジトーナメント(9位~16位)初戦で、サクラセブンズはブラジルに競り勝った。

 大竹風美子が先制トライを奪った前半は7-7。

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