恐竜の新種発見。アメリカ・ユタ州でアジアと北アメリカをつなぐ陸橋を渡った7600万年前の恐竜の化石が発見される (2/5ページ)
当時見られた海面の低下のために、アンキロサウルスはアジアから陸橋を渡って北アメリカに移住できたのだと考えられている。

・アジア種に似ている恐竜がアメリカに存在した事の驚き
研究論文の共著者ランドール・イルミス(Randall Irmis)博士は、「妥当な仮説としては、ユタ州のアンキロサウルスは北アメリカ西部で見つかる仲間の親戚と言えるでしょう。そのため、これがアジアの種に似ていることに驚きを感じます」と話す。

アカイナセファルス・ジョンソニの化石は、完全な頭蓋骨、脊柱のほとんど、尻尾の先にあった大きな骨の棍棒、前足と後ろ足の一部、2つの首のリングやトゲのあるプレートなど骨の鎧で構成される。さらに植物を食べた小さな葉のような形状の歯まで残されていた。

・学名に自分の名がつけられた学者
学名アカイナセファルス・ジョンソニは、ギリシャ語で「トゲ」を意味するアカイナ(akaina)と、「頭」を意味するセファルス(cephalus)にちなんだものだ。
ジョンソニ(jonsoni)はユタ州自然史博物館で化石を展示するために大きな労力を払って頭蓋骨を準備したランディ・ジョンソン氏の名前からとった。
発見から4年を費やして骨格を整えた、元化学者で古生物学者のランディ・ジョンソン氏は「一生に一度の名誉」だと話す。