『チア☆ダン』オダギリジョーとその家族の決意が感動を呼ぶ「奥さんえらい!」 (2/2ページ)

日刊大衆

 注目は、新しい部員として学級委員の麻子(佐久間由衣/23)と、不登校生徒の茉希(山本舞香/20)がどうやって加わるかだったが、それ以上にネットで反応が大きかったのが、オダギリジョーが演じる漆戸太郎のエピソードだった。太郎は大学の考古学研究所で働いていたが、子どもたちに福井の古代史の楽しさを伝えたいと教師になった。前回の放送で心を病んでいることは分かっていたのだが、今回、その謎が少し明かされたのだ。

 太郎は以前の学校では情熱的な教師だったが、男子生徒にケガをさせてしまい、その生徒は部活動を退部した上に不登校になってしまう。不登校になった原因は太郎だとされ、生徒たちからは授業を妨害されるように。太郎は心を病んで休職し、阿川佐和子が演じる校長の勧めもあってわかばたちの高校に復帰するのだが、太郎を心配する妻(松本若菜/34)と息子は「もう頑張らないで」と願っていた。

 しかし、わかばたちの情熱に心打たれた太郎は、妻と息子にチアダンス部の顧問になりたいという胸中を明かし、「現実の厳しさを伝える大人は、世の中にいっぱいいる。ほやけど、夢を伝える大人も、もっといてもいいと思う」と真摯に語った。すると、反対すると思っていた妻が「それも、大人の役目やと思う。夢を見てもいいんだよって、若い子に伝えるのが」と、逆に温かい笑顔で背中を押してくれたのだ。このシーンにネットでは、“太郎先生の家族、あったかくてすてき”、“奥さんえらいなぁ。潰れた旦那も、無理する旦那も、立ち上がろうとする旦那も全部受け入れている”などと、太郎と妻を称賛するコメントが多く寄せられていた。

「挫折から立ち直ろうとする教師の姿が好評だったオダギリですが、ドラマファンの間では、かつて“打ち切りジョー”と呼ばれるほど、出演ドラマが低視聴率で打ち切りになってしまうジンクスがあり、このドラマの視聴率にも注目が集まっています。初回の平均視聴率は8.5%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)で、映画版の主人公だった広瀬すず(20)が登場するというサプライズがあったわりには、一桁止まりになってしまいました。第3話はチアダン部が崩壊の危機に陥るようですが、視聴率も崩壊しないよう願いたいものです」(ドラマウォッチャー)――この放送回は8.6%でした。

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